性根抜き
朝の9時から和尚さんにお墓で 性根抜き というのをしてもらった
塩 米 酒を備えお経を詠んでもらうだけなのだが
なんだろう 涙が溢れてきた
なんで俺はこんなに早く伴侶を亡くし
こんなに早く仏壇を購入し
こんなに早くお墓を作らないといけないのか
普通に生きていれば数十年先のはずの事ばかり
まーさんは普通に生きることさえ許されなかったのか
波乱万丈な人生 もうお腹いっぱいですよ もう器一杯ですよ
神か仏か悪魔か知らんが いいかげんにしてくれ 普通に生きることさえ許さないのなら とっとと俺も連れていきやがれ
こんな気分のままお墓の建設に立ち会いたくなかったので 言ってもしょうがない事だけど ちょっとだけぶちまけてみた
午後から施主としての立会い 今の墓標にも思い入れみたいな気持ちもある
泣かずに終われるように頑張ろう。