もう1度あの笑顔に逢いたい

最愛の妻の死、受け入れ難い現実にこれから向い合って行くための日記

一緒に見たかった景色

4月1日 朝の6時に出発して自転車や諸々の荷物を満載して
娘はバイトで来れなかったので 息子と2人で出発


現地に8時半過ぎに到着してコンビニで朝飯を済ます
息子はそのまま大学へいき鍵の引渡しがまだだったので車で仮眠


10時前に息子が戻って 鍵の受け渡しを済まし部屋へ荷物を入れるのだが
さすがマンモス大学 マンション周辺は引越し業者や保護者家族で溢れかえっていた
まぁうちは家具や家電は午後の配送にしてるから手持ちの荷物をのんびりと運び込んでいた


両親が一緒に来ている子 母親と祖母らしき人が一緒の子 家族総出で来てる子
そういうのを見ながら息子は何か思ったのかなぁ
俺は息子に申し訳ないような 息子が可哀想な気持ちになった


まーさんならきっと嬉しそうに荷物を運んだんだろうな
まーさんならきっと部屋の家具や家電の配置で一喜一憂したんだろうな
まーさんならきっと..... 妄想が止まらなかった


荷物は全て部屋に入れ 息子はまた大学に 一人で留守番~静まり返った部屋の中で 廊下やベランダから聞こえてくる楽しげな声
少し羨ましい 少し寂しい ここに一緒に居ないことが少し悲しい
この景色を まーさんと一緒に見たかったな

夕方には家電も家具も届き、一人奮闘してベッドや棚を組み立ててると息子も戻ってきた
そして午後7時前一通り終わりなんとか生活は出来る程度に部屋が完成した


そろそろ帰る時間 なんか息子を置いていっていいのか?
みたいな微妙な葛藤があった そこは抑えて
息子に「帰るで またな」
「うん ありがとやで 気ぃ付けてな」
車の中で泣いてしまった 
息子にあんな優しい声で言われたのは初めてだった
ちゃんと大人になっていってるんだなと改めて実感した


娘は帰りの時間がわからないから義両親宅にお泊りだから
家に戻らず飲みに出掛けて朝まで何度も泣きながら酒を飲んでた
もちろん奥田民夫の「息子」を歌いながら(笑

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