もう1度あの笑顔に逢いたい

最愛の妻の死、受け入れ難い現実にこれから向い合って行くための日記

まーさん

皆様おはようございます。昨日 悲しいけどありがたいお話を聞くことができたので、少し綴ってみる。
 今日から妻の事をここでは まーさん と呼ばせてもらう 結婚後 俺が勝手にそう呼ぶようになり、子供以外は皆そのあだ名で定着してた。



今は義両親の所で子供と俺の夕食を用意をしてもらってる その食事後 義母が話してくれた すぐご近所の〇〇さんのお知り合いの方が まーさんの事故現場に居合せたそうで まーさんの2台後ろを走ってたそうです 前方で事故が起こり片側1車線の高速道路は部品の散乱で避けて通ることもできずその場に車を停車させて現場にいくと大破した車の中に見覚えのある女性が・・・


すぐ119番に電話して、救急車の到着まで潰れた運転席の窓から顔を出しているまーさんに「頑張れ、頑張れ、すぐ病院行けるからな!」と台風の影響で大雨の中自分が濡れることも厭わずまーさんに傘をかけてくれていたらしい 
 
中々来ない救急車 何度も電話をして「早く来てくれ、まだ生きてるねん、今なら助かるんや」と・・・


その方のお話では 事故後1~15分だと思うが もう意識は無く 力なくする呼吸が少しづつ弱まっていくのを見てることしかできなかったと 泣きながら話してくれたそうです


悲しいけど うれしくて ありがたくて もう居ても立ってもいられなくなり そのご近所さん宅に行き どうしても御礼が言いたい まーさんの最後 家族はいなかったけど知り合いが一人でもいてくれた事 傘をさして濡れないようにしてくれた事 どうしてもありがとうと伝えたいと申し出たのだが 
その方はご家族には自分の事は言わないで欲しいと堅くお願いされたと言い、教えてもらえなかった


ずっと気になっていた心配がひとつすーっと心から昇華されたような気がする 
「まーさん 激しい痛みに苦しむ事は 無かったんだね」
自宅に戻り遺影の前でそう聞いてみた もちろん返事はあるはずもなく虚しい静寂に押し潰されながら 息子 娘と3人でまた声に出して泣いてしまった



「まーさん!今日は誕生日やで 昨日ケーキ予約してるから楽しみになぁ」

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